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【入門者にお勧めのギターは?】2023年07月25日

これからギターを始めようと言う方はどんなギターを買えばよいか迷いますよね。
その疑問に2つの観点からお答え致します。

 

1.その人の体格に合ったサイズのギターを選ぶ
2.楽器として充分な品質・性能を有したギターを選ぶ

 

1.体格に合ったサイズのギター選び

先ず、お子さんの場合は弦長480㎜~580㎜までの間で体格に合ったサイズを選びます。同じ年齢でも成長の度合いによって合うサイズは異なってきますが、大雑把に幼稚園児(4歳~6歳)は480㎜、小学低学年~小学中学年は520~530㎜、小学中学年~小学高学年のお子さんには580㎜~610㎜を目安にしてください。お子さんの場合は成長も速いので現時点で少し大きめのサイズにすると長く使えるでしょう。

 

次に、大人の場合には手の大きさや指の広がり具合で610㎜、630㎜、650㎜とサイズを確かめると良いでしょう。一つの目安として下の写真の様に人差し指と小指を目一杯広げてその距離が15cm程度の方は630㎜をお勧めします。

又は下の写真の様に3弦の1~4Fに人差し指~小指を順番に置いてフレットの近くに各指が置けるかどうかが一つの目安となります。
650㎜で各指がフレットに届かない場合は630㎜、630㎜でも届かない人は更に短い弦長にするといいでしょう。無理なサイズだと上達に影響してきますのでお気を付けください。
これらは手が大きくても指の広がらない方もいますので一度試してみてください。逆に手が小さくても広がる方もいます。

ただし、これは手の大きさ又は柔軟性による指が届くかどうかの問題だけですので、体の大きさと楽器のボディの大きさによる姿勢への影響は別の問題です。この点に関しては2022年8月13日にアップした【楽器の選び方】の「ボディサイズによる姿勢への影響」をご参考になさってください。

 

2.楽器として充分な品質・性能を有したギター選び

 

これはギターに精通した人でないと判断が難しいですね。言葉で説明すると「十分な音量があり、弾き易いこと、そして故障しにくい楽器」という事になりますが、これも抽象的で初心者の人には分かりません。
特に故障しにくい楽器とはどんな楽器?と疑問符が付きますよね。これは次の事を参考になさってください。
例えば2~3万円前後の低価格帯の量産品は低価格材で十分に乾燥できていないものが使われがちです。すると温度湿度の変化で材が変形しやすいため、表板が割れたりネックが反ったりする可能性が高くなります。また、材が振動しにくいため鳴りも悪くなります。鳴りが悪いと当然弾きにくくなりますし、ネックが反ったり、ボディが膨らんだりして弦高が高くなり更に弾きにくくなります。
この辺りのお話も2022年8月24日にアップした【値段の違いはどこから来るの?】の「乾燥がなぜ大事」も参考になさってください。

 

では、いくらくらいの楽器を買えばいいの?
大人の楽器の場合、現時点では6~8万円くらいでしょうか。これが数か月前までは6~7万円でした。そして数年以上前は5~6万円でした。昨今の物価高騰、円安の影響でギターも価格がアップしています。現在6万円の楽器も年内には7万円に値上がりする予定ですので数か月後には7~8万という事になるでしょう。
これはクラシックギター専門店のお勧めする最低価格となります。しかし、中学生くらいのお子さんが「ギターをやりたい」と言う時に親御さんからすれば「いつまで続けてくれるか分からないし…」となると7~8万円は高く感じますよね。そんな時には3~4万円の楽器をご紹介しています。

 

子供用の弦長480㎜は2万円しか選択肢がありませんし、520㎜~580㎜は3~4.5万円の選択肢しかありませんが、これも来月8月から5.5万円にアップします。
何やら先程から楽器の値上げの話になってしまいましたがご了承ください。

 

もし、友人にギターに詳しい人がいらっしゃれば是非一緒に楽器屋さんに行き楽器を選んでもらってください。一番良いのは信頼のおける専門店に行くことです。きっと後悔のない楽器選びが出来ますよ。

 

 

 

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