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【ギターチューナーの選び方】2024年06月30日

ギターなど弦楽器は必ずチューニング(調弦)をしてから練習、演奏しますね。
ギターの調弦の方法はまた別途解説しますが、初級から中級クラスの練習生、愛好家はチューナーを使って調弦することをお勧めします。そこで今日はチューナーについてお話しします。

 

先ずチューナーに必要な性能は下記3つと言えます。
① ピッチを検出する「精度」
② ピッチを検出する「速さ」
③ ピッチ表示の「見やすさ」

 

①の精度とは何セントまで検出能力があるかという事になります。平均律の半音の間隔は100セントと定義されていますので、半音の1/100のが1セントと言う事になります。この精度は内部のCPUに接続される発振子(クリスタル)の差で決まります。ではどのメーカーのチューナーがこの精度が高いかという事になりますが、Korgが±0.1セントもの高精度と謳っています。
他社製品の廉価モデルではこの精度が±数セントと言う事もあります。

 

また弦楽器の特性として、楽器自体の出音のピッチが揺れる(音程が微妙に変化する)ので、①の精度だけではなく、②の検出の速さが大事になります。この速さ・感度はチューナー回路のしくみに依存します。ここがチューナーの設計ノウハウになるとKorgの設計者は言います。

 

さらに①と②の性能だけ追求すると、チューナーのピッチ表示がコロコロ変わって見づらくなってしまいますので、チューニングがしやすいチューナーは、①と②の性能が良いと同時に、③の見やすさについても工夫されています。
廉価版チューナーですとこの見やすさを重視して±数セントの範囲に入っていれば針が静止していかにもピッチが合った様に見せている物があります。

 

因みに各社の製品のクリスタル性能を調べてみると:
SEIKO 測定精度は表示されていません。
ARIA  ±1セント
F-ZONE  測定精度は表示されていません。
WONZOM ±0.5セント
TC ELCTRONIC クロマチックモード:± 0.05%
KORG   ±0.1セント
YAMAHA コルグ製ですので±0.1セント

 

ただし、コルグのチューナーには±0.1セントまで測定できるファインチューニングモードを備えたCustom Shopシリーズがありますが、クラシックギターのナイロン弦ではこのモードは現実使えません。ナイロン弦の1弦ではピッチの上下の揺れが±0.1セントより大きいためこのファインチューニングでは表示ゆらゆら揺れて定まらないためです。
従って測定精度だけを見るとTC ELECTRONISが最高精度になりますが、実際に使用するとクラシックギターではピッチが揺れるため使いにくかったです。

あとはLED表示の見やすさ、スイッチ類の信頼性、ギターに付けるクリップ部分の安定性などもコルグでは充分に考慮された設計がされています。
その意味でも私はコルグのPitchCrow-Gが価格的(2,000円台)にも性能的にも一番お勧めです。

もう一つお勧めがD’Addario Micro Tunerで、これはギターのヘッド裏に取り付けることで客席からは見えず、装着したままケースにも入る便利グッズです。しかも小型なのに高性能で、チューナーで合わせたら殆ど微調整は不要です。これは上記3性能全てにおいてバランスが取れているのだと思います。ただやや高額(4,000円台)なのが残念ですが。

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