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【あなたはどんなギターをお求めですか?】2025年02月27日

ギターを買いたいと思った時に「私はどんな楽器を買えばよいのだろう?」「楽器の選び方がよく分からない」「自分はどんなギターが欲しいのだろう?」と思ったことはありませんか


ミューズ音楽館ではあなたの段階によって対応が変わってきます。(大きく3段階に分けます)
1.これからギターを始めようとしている人(初心者)
2.何年かギターをやっていてもう少しいいギターに買い替えたい人(中級者)
3.ギター歴も長く、生涯の1本を欲しいと思っている人(上級者)

 

ミューズはそれぞれの段階の方に一番合った楽器選びのお手伝いをしています。

 

先ずこれからギターを始めようとしている方の多くは、クラシックギターかアコースティックギター(フォークギター)のどちらが合っているのか分からない方が多いです。
そもそも楽器の違いが分からないのです。漠然とギターをやってみたいと思って来店される方にはギターでどんなジャンルの音楽をしたいのかお尋ねしています。中にはロックをやりたいと思ってミューズに来る人もいます。

大きく分類するとエレキギター(電気ギター)に対してクラシックギターもフォークギターもアコースティックギター(生ギター)なのですが、最近はフォークギターをアコースティックギターと呼ぶことが多くなっています。

その他にサドルの下にピエゾピックアップや胴の中にマイクロフォンを付けたエレクトリック・アコースティック(エレアコ)や共鳴箱の付いた電気ギター、フルアコ、セミアコなどもあるがここでは説明を省略します。

いずれにせよ、漠然とギターを始めたいと思って来店された方には目的別にどんなギターが良いかの説明をして、エレキが適当な方には他の店舗をご紹介しています。

 

◎クラシックギターの初心者(これからギターを始める方)

まだギターが弾けない方にも次の説明をして実際に音を出してその人の好みに合ったギター探しをします。ギターは始めているがまだ日の浅い初心者も同じです。
1.材料による音の違い(杉材と松材の違い)
2.弦長の違いによる演奏性の違い(650㎜、630㎜、610㎜)
手の大きさ、指の広がり具合によってその方に合った弦長をお勧めします。
3.メーカーの違いによる音の違い
4.数万円~10万円前後の間で価格による音の違いとご予算に合ったギターのご紹介

 

実際の楽器選びの手順
1.上記の説明と同時に私が音を出して違いを聞いて頂く
2.弾けない方にも楽器を抱えてもらい、開放弦で6弦から1弦にかけて親指で音を出して、どの楽器の音が好みか探っていきます。身体に響いてくる振動の違いも感じ取ってもらいます。既に何か弾ける初心者には弾ける曲を弾いてもらいます。

こうすることでその方に一番合った楽器選びが出来ます。

 

◎買い替えを考えている中級者の方

ギターを始めて何年かすると耳も肥えてきて、より良いギターに買い替えたいと言う欲求が湧いてきます。こういう方には先ず予算を決めて頂いています。
30万円前後まで、50~60万円まで、100万円まで、100万円以上と言う感じです。
稀に予算は特に決めていないと言う方もいますが、そういう方には50万円クラスと100万円クラスを比べて頂き、価格による音の違いを確認してもらい、予算を決めて頂きます。

実際の楽器選びの手順
1.先ずは予算決め
2.初心者向けと同様に材料による音の違い、弦長の違いによる演奏性の違いの説明と音出し確認。
3.製作家によって音色の違い、音量の違い、音質の違いを確認。
その人の好みとタッチによって音量や音質の違いで弾き易さの感じ方が異なってきます。しっかりしたタッチの人で締まった音、芯のある音が好みの人にはその様な音の楽器を好まれるし、タッチの弱い方であれば軽いタッチでも鳴らし易い楽器を好む傾向にあります。
4.同じ価格帯の楽器を2本ずつを比べて、どちらが好みか、どちらが気持ちよく弾けるかを、同じフレーズを弾いて比べてもらいます。同じフレーズで比較するのが一番分かりやすいためです。もちろんいろんなフレーズでも確かめます。
この気持ちよく弾けると言うのが大事です。気持ちよく弾ける楽器で演奏すると音楽的にもより良い演奏をされています。それはその人が「こういう風に演奏したい」と言うイメージに近い演奏が出来た時に気持ち良く感じるからですが、例えばタッチが弱い方が音の締まった、芯のある楽器を弾くと思ったような音、音量をだせないために気持ち良く弾けないと言う事に繋がる訳です。

そしてAとBのAが良いとなれば今度はCを出してAとCを比較し、勝抜き方式でその人の一番の好みの楽器に絞っていきます。3本以上を一緒に比較するとほとんどの方が分からなくなるため2本ずつ比較してもらいます。
5.2本のどちらが良いか迷った時には私も弾き比べをして音の違いを客観的に聴いてもらい参考にしてもらいます。

 

◎上級者で高額な楽器を探したい場合

上級者の場合は○○ギターを探していますとか、先日入荷した○○ギターを試奏させて欲しい、今度入荷予定の○○ギターが入ったら連絡欲しいなどとお目当ての楽器がはっきりしているケースがあります。ミューズでは200万円台までの楽器で、私がこの楽器ならと思う物はだいたい年に1本は入荷する様にオーダーを出しています。

あるギタリストの演奏を聴いて音が良かったからあの楽器が欲しいと言う事がありますが、ここで陥ってはいけない落とし穴があります。ギタリストのタッチ、演奏技術でその音が出ているという事で、その人が弾くと全く違う音になることがあると言う事です。同じ楽器でも弾く人によって音は違ってきます。また楽器の個体差もありますし、演奏者が何年も使ううちに楽器が育ってきていると言うこともあります。その点を理解して頂きたいと思います。Youtubeで聴いて良かったからと言う場合も同じですね。

別のケースでは、知り合いが持っている〇〇ギターがとてもいい音だったので弾かせてもらったらとても良かったと言う場合は、その人が実際弾いてみて気に入った訳ですから問題ありませんね。

その他のケースでは、特にお目当ての楽器はないが、兎に角、一生ものを手に入れたい、これを終の楽器にしたいと言う場合にはご予算に合わせて私が良いと思われる楽器をご紹介いたします。

いずれの場合もミューズに在庫している楽器はもちろんですが、在庫がない場合は問屋さんや他の専門店にあればお借りして試奏してもらう事にしています。他の専門店さんにあってもお客様からお預かりした委託品の場合はお借りすることが出来ませんので、その場合はそのお店に行って頂くしかありませんが。

 

以上の様に、ミューズ音楽館ではお一人お一人に合った楽器選びをお客様と一緒に、丁寧にさせて頂いています。また私は31年にわたるヤマハ時代から今までに仕事として50年以上をギターに携わってきましたし、普及価格帯のギターから名器と言われる楽器まで数多くの楽器を見てきましたので楽器の選定においては自信があります。ご信頼頂ければ幸です。

 

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